2019年12月06日

11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3248
ナイス数:293


出張のおかげでたくさん本を読めました。
しかも当たりが多かった。幸せ。



Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラスRのつく月には気をつけよう 賢者のグラス感想
続編。前作読了済み。読書メーターの自分の感想を見返すとベタ褒めしてありました。 本作も面白いのですが、客を招いて飲むというスタイルでは無く、主人公(誰だ?)と友達の両夫婦だけで話が進むので前作より少し物足りない。料理と酒の美味しそう度も少し下がったか?あと毎回繰り返される揚子江が少し鼻につく。 これら全部を吹き飛ばして気持ちの良い読後感に浸れたのは全ては終章「一石三鳥」の素敵なオチのおかげ。できすぎた話だけど、それもまた良し
読了日:11月01日 著者:石持浅海

あの家に暮らす四人の女あの家に暮らす四人の女感想
女性4人の緩い日常を描いたもの。なんだけど、烏の主やら河童(川太郎)やら山田やら、クセのある脇役陣の存在が緩さを許さない、そんな著者らしい物語。なんなんだろう、この話。面白かったし、そのまま無理せずに生きていて良いんだよという柔らかな後押しをもらった気分になったし、良かったかな。 雪乃さんには、まだ枯れるには早すぎるよ。って言ってあげたい
読了日:11月07日 著者:三浦 しをん

ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)感想
惰性で手を出して読んでしまった。栞子さん、たぶんもう三十路だよね。年齢相応に少しは成長して(鈍感になって)くれないと、ちょっと気持ち悪い。7歳の子の母なんだとは思えない。あと、幼児が店先に出入りしてる古書店ってすごく嫌だ。経営者が本好きな店だとは思えない。前シリーズと違い、大きな流れ・目的も感じられないから、話が散漫だ。ファン向けのスピンオフだからこれで良いんだろうな。 雪の断章、読んでみようかな。
読了日:11月07日 著者:三上 延

時の罠 (文春文庫)時の罠 (文春文庫)感想
辻村深月、万城目学、米澤穂信、湊かなえという人気作家4人による「時」がテーマのアンソロジー。辻村・米澤・湊は大好物。で、辻村作品はずいぶん前に既読っぽい。米澤作品はいつもと違うなんだかシュールな山の裁判、評価しがたい。湊作品は当たり、途中で何となくオチは見えるのだけど嘘がとても優しくって大好きな話。万城目作品はストーリーは面白いのだけど、落語風の語り口が私には合いませんでした。
読了日:11月08日 著者:辻村 深月,湊 かなえ,米澤 穂信,万城目 学

僕と彼女の左手 (単行本)僕と彼女の左手 (単行本)感想
実は私、ピアノが主題の小説が好きなのではないか?と、最近思えてきた。 恥ずかしいくらいピュアで初心な恋愛小説ですが、ちょっとしたミステリーも仕込まれていて読み飽きない。心の傷痕も、体の損傷も、元通りに直すことはできないけれど、強い意志があれば、その欠損も含めて今より前へもっと高い所へとたどり着ける。可愛い2人の未来に幸あれ。
読了日:11月08日 著者:辻堂 ゆめ

片想い探偵 追掛日菜子 (幻冬舎文庫)片想い探偵 追掛日菜子 (幻冬舎文庫)感想
ミーハー(ストーカー?)女子高生が巻き込まれた事件を独特の方法で解決していく短編集。連作ではなく一遍ずつ独立してる感じ。 ネット・SNSを駆使して、アブナイ方法で事件の真相にたどり着くというこの手法が謎解きとして目新しい。デジタルネイティブ探偵とでも言うべきか。 探偵日菜子がストーカーという以外はどういう人物かわからない(現実感が無い)ことと、謎そのものがゴシップ的でなんだか魅力に欠けるのが残念。 ミステリは謎に魅力が無くっちゃね。
読了日:11月11日 著者:辻堂 ゆめ

明日の僕に風が吹く明日の僕に風が吹く感想
今年のベスト。と言いたいくらいだけど、振り返り見ると他にもすごく良い本も有ったので、ちょっと保留。「失態・いじめ・挫折・復活」と書くとよくあるような話に思えるけど、熱が違う。特に中盤以降、道下さんとの再会辺りから一気に加速する。「過去は変えられない。けれど過去をどう思うかは変えられる。」「未来の自分が後悔しない道を選択する」この2つ、確かにその通りなのだけど、よほど自分自身が強くないと出来ないことだと思う。主人公がどのようにしてそのような強さを獲得したか?ってお話。いい友達に恵まれたね。
読了日:11月13日 著者:乾 ルカ

十年交差点 (新潮文庫nex)十年交差点 (新潮文庫nex)感想
10年がテーマのアンソロジー。ループであり、(絶望しかない)未来であり、過去であり、人外であり。それぞれの10年という思いがつまっているバリエーションに富んだ好短編でした。白河三兎さん、原田ひ香さんは別の作品も読んでみたいと思う。
読了日:11月15日 著者:中田 永一,白河 三兎,岡崎 琢磨,原田 ひ香,畠中 恵

女子的生活女子的生活感想
女子っぽい馬鹿っぽいオシャレな感じにしたのであろうけど、文体が合わなかった。全体的に非現実的すぎて付いていけないのは、私が東京に住んでないからなのかな? 最終章の後藤とのやりとりは良かった。終わり良ければ総て良しということで、読後感は悪くなかったです。 ぶどう尽しの高級料理、食べてみたい。
読了日:11月21日 著者:坂木 司

Rのつく月には気をつけようRのつく月には気をつけよう感想
続編の「賢者のグラス」を読んだことを機に6年ぶりの再読。意外と憶えていないものだ。 キャラクター(ゲスト)も料理も「賢者」と比べ物にならないほど面白かった。 よくよく考えると長江の語る推理は状況証拠からの推測にしかすぎず本当の正解というか物語はその先にあるって感じが想像力を掻き立てられて興味深い。この一作目を読むと長江というか揚子江と熊さんが結婚したあとの話って蛇足だなと改めて感じられる。まあ「一石三鳥」を書くがためと思えば許せるけど。
読了日:11月23日 著者:石持 浅海

これは経費で落ちません! 6 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 6 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)感想
巻を重ねるにつれ面白くなってきた。そしてここにきて森若さん大活躍(主役みたい)。それだけで嬉しい。 一経理部員が領収書の違和感からささやかな謎解きをしていた頃を思うと、随分と大きな話になりました。企業買収に関連する話をコントロールするなんてねえ。 本巻の森若さんはお仕事(内偵)が忙しすぎて余りツンとかデレが無いのがちょっと口寂しい。 最後に鎌本許すまじ。
読了日:11月25日 著者:青木 祐子

ツナグ 想い人の心得ツナグ 想い人の心得感想
前作は読了済と思って手に取ったのだけど、読んでなくってちょっと損した気分。 死者と生きている人をツナグ使者の物語。想い人の心得という副題がよく似合う、温かかくて切ない想いに触れることができる物語。桜の花やドイツ語のシーンでは自然に情景が目に浮かび、感極まってページをめくる手が止まってしまうほどでした。 記憶が鮮明に残っているうちに早く前作を読まねば。
読了日:11月30日 著者:辻村 深月


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posted by Masahiro.H at 10:46| Comment(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
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