2019年11月09日

10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1745
ナイス数:112


読書の秋。と言うほどにには読めてないな。

medium 霊媒探偵城塚翡翠medium 霊媒探偵城塚翡翠感想
実に面白い。個人的には「すべてが伏線」という帯は無いほうが良かったな。構えて読んでいた分だけ、受ける衝撃が少なく勿体無かった。霊媒美少女探偵の翡翠たん萌えモードでボーッと読んでたら酷いことになっていたと思う。 マツリカさんのときにも思ったのだけど著者の制服フェチぶりには畏れ入る。スカートのひだとか、セーラーのスカーフとか、どれだけニッチなのか。 儚く可憐な美少女、徹底的に叩きのめしてくる強気で凛々しい少女、世間知らずのお嬢様、一冊で2度も3度も美味しい作品でした。
読了日:10月04日 著者:相沢 沙呼

人イヌにあう (1972年) (至誠堂新書)人イヌにあう (1972年) (至誠堂新書)感想
古いことを差し引いても読みづらい。訳文が良いとは言えない。残念である。 書いてある内容は(これも少し古いとは言え)動物としての犬、その犬と人との関係性が科学者としての知識に基づいた客観的な視点で書かれていて興味深い。そして時に作者の主観が入ってくるところもあり、それがまた面白い。 犬を放し飼いにして昼寝ができる森、羨ましすぎるぞ。
読了日:10月11日 著者:コンラート・レーレンツ

絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV感想
現代の社会問題を噛み砕いて池袋の出来事にして、それをマコトが都合良く解決するシリーズ。今回は「動物虐待(SNS)」「危険運転」「ひきこもり支援」「悪徳日本語学校(留学生搾取)」。テーマが重いわりにページ数が少なくってあっさりしている。そして、どれも幸運と人脈で犯人を見つける→Gボーイズが腕力で解決。という流れで単調だ。「危険運転」だけちょっと捻ってあるけど、まあ誤差の範疇だろう。 サラリと読めて楽しめるのだけど、話の厚みは全く感じられなかった。


読了日:10月15日 著者:石田 衣良

ヤマケイ文庫 どくとるマンボウ青春の山ヤマケイ文庫 どくとるマンボウ青春の山感想
敬愛する、どくとるマンボウこと北杜夫さまの新作エッセイ…では無く、過去の作品から山に関するものを再編集したものです。 青春記と途中下車あたりが多い感じかな。 未読の作品も有り、テーマが一貫しているので以前読んだときと違った印象を感じる作品も有ったので良かったと思う。同じようなネタの話が繰り返されたりするのが難点か。 マンボウ先生が当時憂えたように、今の日本は衰退して来ていることにも改めて気付かせられた。憂国。
読了日:10月22日 著者:北 杜夫

つむじダブルつむじダブル感想
二人の作者の共作。家族というものの在り方を考えさせられる。と、言いつつも、話の中味はファンタジー。良くできた絵物語。二人が交互に話を紡いでいくことで広がりが生まれ、面白い物語になっている。一方、深みは感じられない。意外性に飛んだ展開だけど、登場人物に善人しかおらず現実味が薄い。 こんな秘密をかかえた家族が何事もなく共に暮らしつづけて行けるものなのかな? 息子のバンドが成功したら絶対にスキャンダルとして暴かれるよなあ。
読了日:10月26日 著者:小路 幸也,宮下 奈都

小説 天気の子 (角川文庫)小説 天気の子 (角川文庫)感想
映画はさておき、小説としては「君の名は」より遥かに面白かった。オトナ二人の抱える葛藤がきっちり描写してあるのがこの小説版の価値。特に夏美、映画では彼女の行動の動機がわからず不自然に思えたアレヤコレヤが必然だと思えるようになった。映画でグダグダ語ってたらテンポ悪くてダメだったとは思う。 逆に映画のクライマックスにある逃避行、これは小説を読むとどうでもよい冗長なシーンだった。絵で見せて映えるものと、言葉で語ってこそ味わいの出るものは違うんですね。 そして、この小説を読むと、もう一回映画が観たくなります。
読了日:10月27日 著者:新海 誠


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posted by Masahiro.H at 12:38| Comment(0) | 読書 | 更新情報をチェックする
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