2019年04月10日

3月の読書メーター

3月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2495
ナイス数:214


短編集、アンソロジーがマイブーム。なのかな?


路地裏のほたる食堂 (講談社タイガ)路地裏のほたる食堂 (講談社タイガ)感想
ほのぼの日常系かと思いきや、かなりダーク。悪意が刺さってくる。教育実習のため東京から岐阜に戻ってきた男子大学生が主人公で、同じく京都から戻ってきた変人天才系女子がヒロインな話かと思ったのだけど、実は盛大な前振りにすぎなかった。この傷を持つ大学生二人に興味があるのだけど、どうやらなイケメン超能力者の物語になったようだ。
読了日:03月02日 著者:大沼 紀子

十二人の死にたい子どもたち十二人の死にたい子どもたち感想
そこに居るのは誰?誰が殺した?という議論を安楽死目的にネット経由で集まった12人が続けていく物語。基本的に会話劇。論理的にはついていけるのだけど、行動の根拠となる気持ちの部分に理解しがたいところが多い。死にたいという理由についても、わざとなのかもしれないけど「そんなことで?」というのが多すぎる。これはきっと十代の子どもたちに向けて書かれた本なんだろうな。 その辺を納得した上で読むと、話の展開が素晴らしいので非常に楽しめる本です。
読了日:03月10日 著者:冲方 丁

路地裏のほたる食堂 2人の秘密 (講談社タイガ)路地裏のほたる食堂 2人の秘密 (講談社タイガ)感想
イケメン主人公Sにアイドル崩れ? 美形揃いの超能力探偵物語。一巻とはまるで雰囲気が異なるものになっていました。文章は読みやすいからサクサク読み進められるので悪くは無いのだけど、これは私が読みたい種類の本では無いなという気がする。きっと続編も出ると思うのだけど、どうしようかな?
読了日:03月13日 著者:大沼 紀子

殺人鬼がもう一人殺人鬼がもう一人感想
連作短編。とちゅう趣向の変わった話も混じっているんだけど、さすがは若竹七海。凄腕で伏線の回収を成し遂げる。色々な意味で唖然・呆然とする終章でした。小悪党と思っていたらとんでもない。救いも無い。全体にわかりやすく黒すぎて現実味が無いのが救い。終章だけ読むとやりきれない。いわゆるイヤミスとは少し違う怖さを感じるのは、この作者ならではですね。
読了日:03月17日 著者:若竹七海

ぴりから 私の福岡物語ぴりから 私の福岡物語感想
福岡県出身で大学は福岡市内だった私が読んで、あまり福岡色を感じなかったアンソロジー。どちらかというと南寄りなせいだろうか?そして、作品毎の質と雰囲気が違いすぎて、大きくて妙なフォントと相まって、実に読みづらかった。 アンソロジーは編者次第ということを改めて感じた一冊。
読了日:03月17日 著者:堀江 貴文,田中 里奈,鈴木 おさむ,坪田 信貴,小林 麻耶,佐々木 圭一

だから殺せなかっただから殺せなかった感想
主人公の1人は新聞記者。連続殺人犯との手紙を通じての論戦が中盤の山場。正義とは何なのか?法は絶対なのか?(鮎川哲也賞らしからぬ)社会派ミステリー的な話が非常に濃い文章で綴られます。最初はテンポが合わず少し読みづらいのですが、慣れてからは気持ち良く読み進めることができる、スルメのような文体。実に面白い。ただし、その文体と新聞という媒体を舞台にしたことにより、かなり古臭く感じられるのが欠点。ずっと硬派な展開で進んでいくのに、最後の最後があまりにも都合の良い話なので、すーっと現実に引き戻される。拍子抜けだった。
読了日:03月24日 著者:一本木 透

近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー感想
ペットを主題に近藤史恵が編んだアンソロジー。「シャルロットの憂鬱」だけ既読。力量の高い作者が揃っているので読んでいて楽しかった。”謎解き系”が多いのは作者の好みなのかな? これまで縁が無かったけど、本書で気に入ったので他の作品も読んでみようと思ったのが、森奈津子、大倉崇裕、柄刀一。 続編(関連作品)を読みたいのが「灰色のエルミー」と「ネコの時間」
読了日:03月25日 著者:近藤 史恵

(P[む]1-18)コンビニたそがれ堂 猫たちの星座 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[む]1-18)コンビニたそがれ堂 猫たちの星座 (ポプラ文庫ピュアフル)感想
コンビニたそがれ堂の8作目は猫祭り。猫の話で一冊まとめてしまいました。「しっぽの短い麦わら猫は その1」にはじまり、「その2」で終わる。いつものように出来すぎな話なんだけど、ファンタジーなんだし、読者の心を潤わしてくれるのだから、何の文句も無い。標準異常の良作で「好きか?」と問われれば「大好き」と返すのだけど、「1作目・奇跡の招待状・星に願いを・空の童話」レベルを期待してページを開いてしまうので、いつも少しだけ期待はずれな感じも伴う。 こちらが慣れたせいもあるのかもしれない。
読了日:03月29日 著者:村山 早紀


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posted by Masahiro.H at 07:04| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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