2019年01月08日

12月の読書メーター

12月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2259
ナイス数:115






錆びた滑車 (文春文庫)錆びた滑車 (文春文庫)感想
個人的に思う、現代日本で一番面白い私立探偵もの。葉村晶、本人はそんな立ち位置を望んでないとは思うのだけどハードボイルドです。
謎解きとしても面白く、前半から中盤にかけて積み上げた謎の真相が最後にわかってスッキリというのも心地よい。心地よいのだけど、そこまでに払った代償=物理的な被害と痛みを思うと、心地よいだなんて言えない。
このシリーズは連作短編より長編の方が面白いと思います。
最後に、羽毛布団のくだりはマジで泣けました。「葉村に布団を」ってクラウドファンディングをやろうかと思ったくらいです。

読了日:12月03日 著者:若竹 七海

下町ロケット ヤタガラス下町ロケット ヤタガラス感想
前作(ゴースト)に比べると、はるかに面白い。けど、シリーズ初期の熱は感じられなかった。
何でだろう?と、考えてみて一つ思ったこと。
限界まで頑張って、自らの技術力・実力で解決の突破口を見つける、いわゆる正面からぶん殴るスタイルが好きだったのだと思う。メーカで開発設計職をやっている自分にとっての心地良い御伽噺に心奪われたのだと思う。
それが、他社の失敗待ち、粗探しという側面が強くなってきているのが心が動かなくなった理由なのかな?と思う。他人を落とす話ではなく、自分が突き抜けていく話が読みたい。
読了日:12月07日 著者:池井戸 潤

これは経費で落ちません!  ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
読んだ本リストに無かったので図書館で借りてきたのですが、既読でした。でも改めて設定=人物背景が確認できたのは良かった。2,3巻とは森若さんの印象がずいぶん違う。私としては1巻が好きかな。
読了日:12月09日 著者:青木 祐子

きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)感想
ダンデライオンを読了後に読みたくなった本。

読了日:12月09日 著者:乙一

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)たんぽぽ娘 (奇想コレクション)感想
中田永一ダンデライオンに触発されてからの本書。玉石混交。表題作とかジャンヌの弓とかは面白い。でも、ページをめくるのが作業と化してしまうレベルの(私にとっては)つまらない話も1/3くらいある。雰囲気SFとでもいうのか、独特の世界観と言葉遣いが全て。
そして、10代のころにジョナサンと宇宙クジラを読んでいたく感銘したことをふと思い出してしまった。
読了日:12月22日 著者:ロバート・F・ヤング

駒子さんは出世なんてしたくなかった駒子さんは出世なんてしたくなかった感想
テーマとしては実に今風。女性管理職の有り様とか評価とか家庭との両立とか。興味深い話ではあるのだけれども、小説として浅い。なんだかよくわからないまま話だけが進む。ヒロインであるはずの駒子さんですら置いてけぼりにしそうな勢いで進む。小説全体の分量に対して言いたいことが、イベントが多すぎて残念な内容になったように思えます。そのため、読んでる最中はそこそこ面白いのだけど読み終わると何も残ってないという風に感じました。
読了日:12月24日 著者:碧野 圭

さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
シンプルに面白い。キャラが立ってるし、謎も魅力的であり、解決もそれなりに納得がいく。かなり高いレベルのミステリ連作短編集です。ちょっと強引だけど、まあそれもキャラの魅力で許せてしまう。 ずいぶん昔に読んだ本編こと「さよならドビュッシー」を再読したい気分にさせられました。
読了日:12月28日 著者:中山 七里


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posted by Masahiro.H at 23:59| Comment(0) | 読書 | 更新情報をチェックする
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