2018年12月12日

11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2366
ナイス数:338


ゾンビ。




本をめぐる物語 栞は夢をみる (角川文庫)本をめぐる物語 栞は夢をみる (角川文庫)感想
既読の作家さんは、中山七里と北村薫のみ。その北村薫の「解釈」は既読だった。他の方も短編くらい読んだことあるかもしれないけど記憶には残っていない。このシリーズ3作目として読んだのだけど全体に低調。なんかとりあえず書いてみた的で熱を感じない作品が半分くらいを占めていた感じがした。
読了日:11月04日 著者:大島 真寿美,柴崎 友香,福田 和代,中山 七里,雀野 日名子,雪舟 えま,田口 ランディ,北村 薫

花だより みをつくし料理帖 特別巻花だより みをつくし料理帖 特別巻感想
大好きだったシリーズの番外編。後日談が語られる。本編が綺麗に終わっているので、どうしても蛇足な感じが拭えない。野江と又次の馴れ初め、小野寺夫妻の岡太夫、澪の味噌作りと、良い話が詰まっているんだけれども、なんだか素直に読めなかったな。
読了日:11月04日 著者:髙田郁

七月に流れる花 (ミステリーランド)七月に流れる花 (ミステリーランド)感想
日常の隣に有る非日常。林間学校と称して夏の城に集められた少女たちの不思議な体験。不安と恐怖が募っていく様が描かれていく。そして、真相がわかってからの一気に畳み掛け。さすがに上手い。 本作は珍しく真相が全て「腑に落ちる」ものなので、読後に嫌な不安感は残らない。子供向けということで、わざとそうしたのかな? 恩田陸の入門書としてお勧め。
読了日:11月09日 著者:恩田 陸,酒井 駒子

これは経費で落ちません! 2 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 2 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
日常系ミステリを期待すると肩透かし。経理OLの日常に少しだけミステリのスパイスが効いているような感じの話。社内の人間関係(ギスギス)とか、ぎこちない恋愛とか、たぶん、これは森若さんの成長譚なんだろうと思う。 日常を乱されたくない、平日はルーチンを守りたいという森若さんの気持ちには完全に同意。特に晩ごはん(自炊)計画は大事なんです。そして太陽みたいなタイプ、いわゆるイレギュラーは嫌いなんです。 本シリーズ1作目が「読んだ本」に無いんだけど、読んだような記憶が有るんだよなあ?再読しておくかな。
読了日:11月11日 著者:青木 祐子

風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室 (集英社オレンジ文庫)風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室 (集英社オレンジ文庫)感想
失望しましたカガミッキーのファンやめます。 本書は入浴剤開発室の鏡美月さんのお話。恋愛に疎い女性を描きたいのだろうけど、あまりに不自然すぎて読むのが辛い、痛い。工学部女子は余程の難物で無い限り、男子にちやほやされます。百歩譲って恋愛が苦手だとしても男に慣れてないなど有り得ない。御曹司くんの言動にも引く。それから、作者の文章が軽いラブコメに合っていない、テンポが悪いと思う。 工学部、メーカ勤務、バイクも温泉も好き。と、私自身と属性が被っているのが悪い方に働いて、粗が目立ってエンタメとして楽しめなかった。
読了日:11月19日 著者:青木 祐子

これは経費で落ちません!  3 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 3 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
2より話は面白かった。恋愛模様が少し控え目で隠し味程度に効いていて、謎解きが主題になったのが良い感じ。正社員に成りたい、婚活で相手を見つけたい、仕事で自分のケツを拭けない使えないベテラン、事態の収集よりも自分の立ち位置の確保を優先する上司、どこの会社にも似たようなタイプいるよね。フィクションとして誇張されてはいるけれど。
秋刀魚は絶対に焼いて大根おろしで食べる方が美味しい。その美味しい秋刀魚より太陽を優先するようになった森若さん、進歩なのか堕落なのか難しいところである。
読了日:11月19日 著者:青木 祐子

探偵は教室にいない探偵は教室にいない感想
加納朋子と北村薫の両氏が推す本、しかも日常の謎系を読まずに済ますわけにはいかない。ということで手に取りましたが、日常の謎では無く心理の推測でした。私が好むのは「魅力的な日常の謎」なので本書は該当しない。意外な動機を解明するというホワイダニットのミステリなのだけれど、全ては状況証拠に基づく推測の話なので腑に落ちない。(最後の一編だけ少し違う) 学校を舞台にした青春物として心の動きなどを追うと面白いのですが「中学生が?」という違和感が生じます。行動も考え方も中学生にしては大人びすぎてるように感じられます。
読了日:11月19日 著者:川澄 浩平

ダンデライオンダンデライオン感想
11歳と31歳の僕が1日だけ時空を超えて入れ替わる。観測された事実=確定した過去は原則変えられないので、過去の事件を無かったことにはできない。事件の裏側にある真実を探り当て持ち帰って新しい未来を作ることが目的だ。
「ミリ単位で計算された〈完璧すぎる〉切なさの設計図。」という宣伝文句が腑に落ちる絶妙の物語。ミステリ仕立てでは有るけど、本書の肝は謎解きではない。強い意志で未来を見据え変えていこうとする人の生き様こそが主題。
SF的な視点、そもそも起点はどこ?とか考え出すと頭が痛くなるので止めたほうが良い。

読了日:11月23日 著者:中田 永一

まれびとパレードまれびとパレード感想
ゾンビ・座敷童子・泥田坊・邪鬼の「怪異=まれびと4編」からなる短編集。とは言え、怖さは皆無、作者らしいちょっと泣けたり笑えたりする暖かい話でした。ゾンビは切ないラブコメ展開を期待したら斜め上のオチ。座敷童子も姉も可愛すぎてキュンキュンする。泥田坊は力技が決まって超絶に痛快、これが一番大好きな話で、続編とはスピンオフとか読みたいくらい。邪気は、最後に全部持って言っちゃうところで笑う、話の展開がもっとスピーディーな方が好みだな。総じて良質のエンターテイメント。
読了日:11月30日 著者:越谷 オサム


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posted by Masahiro.H at 00:22| Comment(0) | 読書 | 更新情報をチェックする
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