2018年07月06日

6月の読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2666
ナイス数:211


もっと頑張らなくっちゃな。って気分にさせられた感じ。



サバンナの宝箱―獣の女医のどたばたアフリカン・ライフ! (幻冬舎文庫)サバンナの宝箱―獣の女医のどたばたアフリカン・ライフ! (幻冬舎文庫)感想
いやはやパワフル。すごいエネルギーをもらえる感じ。
自分が経験できない世界の話、本で読むと色々と歌人させられる。

ペットが簡単に死ぬ、殺される環境にはちょっとショックを禁じ得ない。うちの子がかみ殺されてる姿なんか見たら倒れるわ...
読了日:06月03日 著者:滝田 明日香

リリスの娘 (光文社文庫)リリスの娘 (光文社文庫)感想
基本的にはエロ本。著者の他作からするとイメージ崩壊。
なんだけど、根底には何だかままならない自分・社会への怒りが感じられる。エロ本という感じでしか読めなかったんだけど、最後の最後にすっごいシビアなテーマを突き付けられた。 この作者、上手いな。
読了日:06月03日 著者:坂井 希久子

名作なんか、こわくない名作なんか、こわくない感想
作家による名作本の紹介エッセイ。この類の本を読むと、たいていは「読みたい本リスト」が大幅に増えるのだけれど、本書においてはほとんど食指が動かなかった。名作過ぎて粗筋・評判は知っている、その上で手を出していない、つまりあまり興味が無い本が多かったせいであろうか。エッセイ自体が本を読む気にさせることに力を入れてない書き方である点も一因かと思う。 著者が非常に広範囲に渡って多読であることに敬服する。
読了日:06月07日 著者:柚木 麻子

南風(みなみ)吹く南風(みなみ)吹く感想
「春や春」のスピンオフというかアナザーストーリー。同年の俳句甲子園に出場した他校が主人公の物語。「春」が東京の女子校だったのに対して、本書は廃校寸前の離島の共学校。ずいぶんと環境が異なる。前作が各人の能力の高さを含めて少年漫画的だったのに対して、本書は人間関係の描かれ方・恋模様などが何となく少女漫画的に感じられる。話の内容は本書のほうが好みなんだけど、前作のせいで結果がわかっているのが難点だと思う。 ラストシーンが大好きなんで、この方向で次作を是非。
読了日:06月10日 著者:森谷 明子

海がきこえる (徳間文庫)海がきこえる (徳間文庫)感想
読みたいと思ってから云十年、アニメ未視聴。念願かなってというか、読みたかったことを思い出して手に取ってしまいました。 内容はボーイ・ミーツ・ガール。しかもツンデレ。一筋縄ではいかない話。
掴みきれない里伽子のことも、はっきり結論を出すことができない自分の心も、そして高校生ならではの・地方都市ならではの閉塞感も。このごちゃごちゃして何ともならない感じが青春、なのかなあ。ここではない、どこかへ
読了日:06月15日 著者:氷室 冴子

神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS)神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS)感想
ちょっと不思議な体験を経ての、一夏の少女の成長を描いた物語。王道展開は好きなんだけど、ここまで単調だとさすがに少し物足りない。将来の不器用が本の修復をすぐに出来るようになるだなんてご都合主義にもほどがある。アイデアは良いし、ちょっとメタフィクションっぽい構成なのも楽しめるし、何より読後感が前向きな気分になれるという意味では良い本なんだけど、何だかちょっと物足りないんだよね。
読了日:06月16日 著者:三萩 せんや

海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)感想
続編。大学生編。拓(主人公)は女運が悪すぎる。面倒くさい女ばかりが寄ってくる。でも美人が寄ってくるんだから悪くはないのかな? バブルの時代感も含めて、随分と生々しい話が続く。わがまま放題に見えるのだけど、その底にあるのものが痛々しい女性たちなわけで、なんとも扱いが難しい。私のスキルでは手出しできないレベルなのでこうしてフィクションで楽しむのが一番だなと。(笑) 里伽子の家族食事会~最終章にかけての流れが好き。それにつきる。
読了日:06月17日 著者:氷室 冴子

あの夏、二人のルカあの夏、二人のルカ感想
女子高生ガールズバンドストーリー、ただし昨今流行りの萌えでは無い。 現代編は離婚して東京に戻った遥さん視点で、懐古編はバンドリーダーでドラムの久美子視点で語られていて、それぞれが別の物語として楽しめる。ただしヨウの本心がわかりづらく、それがどう遥に至るのかわかりづらくもある。 懐古編の最後は喪失感しかなくやりきれない、その先にある現代編が結構平凡なハッピーエンド、良い話ではあるけど、切なくもある。二人とも、目指すことの出来た高みに届いてないんだよね。目指したかったかどうかは別として...
読了日:06月24日 著者:誉田 哲也

大きな鳥にさらわれないよう大きな鳥にさらわれないよう感想
終末もののSF連作短編作品。ディストピア感は無い。前半は世界の状況がわからないこともあり、何となく無常観の有る何だか不思議な物語と感じとれる。登場する人物(人で無いもの、も)は絶望しておらず、前を向いて明日の方へと歩んでいるので悲壮感は無い。最後にきて、世界の(あるいは前半の話の)種明かしがされて、「滅び」の物語だとわかってくるんだけれど、そこにあるのは終末の雰囲気ではなく優しさが感じられる。物語世界の真相を知った上で、また前半の話を読みたくなる。二度美味しい。
読了日:06月30日 著者:川上 弘美


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posted by Masahiro.H at 00:59| Comment(0) | 読書 | 更新情報をチェックする
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