2017年03月15日

2017年2月の読書メーター

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2516ページ
ナイス数:221ナイス


本屋大賞は恩田陸かなあ。>
しょうがの味は熱い (文春文庫)しょうがの味は熱い (文春文庫)感想
すごく久しぶりの綿矢りさ作品。 長く同棲しながらも、微妙に温度差のある向き合えない二人を内側から描いた小説でした。 小説としての優しく輝く言葉たちと、なんともどんよりした登場人物の心理のギャップが不思議な雰囲気を醸し出している。個人的には弦のような神経質(潔癖)な人間は苦手、付き合いきれない。奈世のように優柔不断で行動力が無く自己主張せずに可愛いふりして流されるタイプも大の苦手です。
読了日:2月24日 著者:綿矢りさ

静かな炎天 (文春文庫)静かな炎天 (文春文庫)感想
日本を代表するハードボイルドな女探偵、葉村晶のシリーズ第四弾にして短編集。 相変わらず、後味の悪い人の悪意が交錯するような事件が続く。 短編だとどうしてもネタの仕込みに厚さがなく、その分テンポよくさらさらっと読めて心地良いのですが、若干物足りなさを感じます。わたしは長編の方が好きだな。 まだプレゼントを読んでないので、早く手に入れなければ。(笑)
読了日:2月23日 著者:若竹七海

北九州の逆襲 (笑う地域活性本)北九州の逆襲 (笑う地域活性本)感想
著者(とその友人)が思い感じている北九州が独善的に描かれているだけだった。懐かしいという感じもあまりしなかった。 時代の差、戸畑と八幡の差もあるのかもしれないけど、「あるある」的な共感はほとんど無かった。 知ってる単語・地名がたくさん出てくるので車中の暇つぶしには役立った。
読了日:2月23日 著者:葉月けめこ

小説 君の名は。 (角川文庫)小説 君の名は。 (角川文庫)感想
映画視聴済み。つまり粗筋は完全にわかっている。 小説という手法をとることで、二人の内面描写にもう少し切り込んでくれるのかと思っていたのだけど、その点は肩透かし。 てっしー、サヤちん、奥寺先輩、司のあたりは、映画で感じた魅力は半減、いやそれ以下だった。 映画の雰囲気と粗筋は伝わってくるんだけど、深みは無かった。
読了日:2月19日 著者:新海誠

チョコレートコスモス (角川文庫)チョコレートコスモス (角川文庫)感想
筆者自身もあとがきに書いていますが、まさにガラスの仮面を思い起こさせる一作。そして後の(私の読順は逆だけど)「蜜蜂と遠雷」でさらに磨きをかけられる文章による表現の臨場感の高さ、描写の密度、絶妙のテンポ感に圧倒されます。 世の小説には「天才」と言う設定でありながらも、作者の力量不足で「どこが天才やねん?」という疑問符と違和感でいっぱいの、凡人にしか見えない描写の人物が多々あるのですが、恩田陸の描く天才は本当にシビレルくらい魅力的な才を感じます。天才好きな私にはたまりません。続編、ぜひぜひお願いします。
読了日:2月17日 著者:恩田陸

みかづきみかづき感想
塾を中心に教育にかかわっていく大島家三代の大河ドラマ。 テーマは(家業)は違うけど、北杜夫の書いた「楡家の人びと」的な時代の流れを描いた市民小説。考え方や物語の根底となる部分がしっかりしているので、安心して読み進めることができる。 が、途中に大きく時代が飛んだり、誰だか記憶に無いような人が旧知の人物として登場するところには、違和感をおぼえた。これも「満たされない」を表現するための手法なのかな? 別視点でのスピンオフも読んでみたいくらいに魅力的な内容の一冊でした。
読了日:2月12日 著者:森絵都

どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)感想
中山七里のピアノ小説における探偵役である岬が高校生の頃の物語。彼が探偵としての才を初めて披露する話であるが、失意の中でピアノを諦めるに至る話でもある。 言うなれば「さよならドビュッシー エピソード0」 今回も演奏シーンの描写、論理的な推理に意外な結末と、くオリティの高い一冊でした。 でも、最近「蜜蜂と遠雷」を読んだばかりだったのでちょっと差は感じてしまいました。向こうが凄すぎるだけで、本書も十分に良策なんですけどね。
読了日:2月6日 著者:中山七里

どくとるマンボウ人生ノオトどくとるマンボウ人生ノオト感想
私の人生を狂わせた、どくとるマンボウ。北杜夫氏のエッセイ集。ただただ懐かしい。それでいて古さは感じない。 氏には思い入れが強すぎるので分類不能としました。
読了日:2月3日 著者:北杜夫


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posted by Masahiro.H at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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