2015年08月06日

2015年7月の読書メーター

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2123ページ
ナイス数:101ナイス


長門の魅力を再認識したのであります。


山女日記山女日記感想
登山を通して悩みと向き合う女性たちの話。 それぞれが抱える思いの出口を探しながら頂を目指す...けど、解決編は無い。手掛かりは十分にあるのでその後を想象するのは難くないが、はっきり書いてないのですっきりしない感じも残る。 お話としては”湊かなえ”らしさは無く、健全である。 そして、期待していたものと違いすぎて、今ひとつ面白く思えなかった。
読了日:7月29日 著者:湊かなえ

絶唱絶唱感想
最初の「楽園」を読んだ時点では作者らしい人の業を抉ったかのような重くて後味の悪い物語が続くものかと思ったのだけど、それ以降は”救い”の物語というふうに感じられてくる内容であった。 意外ではあったが、最後まで一気に読み終える。それだけの物語の力があった。 本作は最後の「絶唱」につきると思います。 つまり連絡短編として読むと美味しさ倍増ということです。
読了日:7月25日 著者:湊かなえ

シフォン・リボン・シフォンシフォン・リボン・シフォン感想
暖かい人情話なのか? 軽妙な謎解きなのか? このタイトルでサクリファイス的な辛辣な話は無いだろうな...と、思いつつページを開いてみたら、意外にも重い。 砂糖にくるんであるけどかなり苦い。 登場人物がそれぞれ鬱屈していて、どうしようもない悩みいや障害といったほうが良いくらいの問題を抱えているので、考えれば考えるほど重くなる。 「シフォン・リボン・シフォン」でのちょっとした気分転換的な救いはあるけど、根本的には誰も問題が解決していない。逃れられていない。逃れられないなりの生き方を示してあると思えば納得かな
読了日:7月17日 著者:近藤史恵

透明人間は204号室の夢を見る透明人間は204号室の夢を見る感想
ここではないどこかへ。 小説家にはなれたものの、才枯れたかのような挫折感から墜ちていく鬱屈とした暮らし。そこに偶然差し込んだ一筋の光、そして始まる妄想。それがやがて現実の人間関係へと繋がり...そこから始まる再生の物語。と、思っていたら始まる場所が違っていた。だけど、まぁそれも有り。何が幸せかなんか終わってみなけりゃわからない。  私の居場所はここではない。私にはもっと(他人と違う)才能がある、違うところへ行ける。振り返ると痛々しい自分に繋がる。
読了日:7月16日 著者:奥田亜希子

涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)感想
分裂の直後に出ていたら名作と評価していたと思う。そのくらいに面白い。SF的な(ラノベ的SFではあるが)醍醐味もあり、最後に全てが繋がり収束する物語としての面白さも秀逸である。さすが一時代を築いただけのことはある。  そして、巻が進むに連れてヒロインであったはずのハルヒ株は下落し、長門有希の株が急騰する。本作も長門有希の物語として読むとまた味わい深い。 大筋としては完結でもかまわないけど、キョンがプレゼントに何を選ぶのか気になるので続編を期待している。
読了日:7月11日 著者:谷川流

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
綺麗な結末。序章と終章を読まなければ、ちょっと鬱屈した女子高生二人がすれ違いそして再び友達に戻るという青春ストーリー。 でも本作の肝は、もちろん、序章と終章にある。 作者らしい刺と毒が効いた一作。お気に入りです。
読了日:7月9日 著者:湊かなえ

涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)感想
分裂から始まる物語の解決編。なんと発売までに4年の月日が流れていた。 オリンピックが繰り返され、中・高生は卒業してしまう、そんな大層な期間をおいての続編。 収束しているのか発散しているのかよくわからない。  そして、なによりも、佐々木がかわいい。
読了日:7月6日 著者:谷川流

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)感想
驚愕を読むために再読。 この巻は単独では面白さが半減。いやそれ以下だと思う。 大いなる前振り、物語としては「起と承のさわり」にあたる。  パラレルワールドの進行がαとβというのが捻りがなく面白みにかける。 
読了日:7月2日 著者:谷川流

三つの名を持つ犬三つの名を持つ犬感想
「人には身の丈にあった以上の幸福を望んではいけない」などということは、決してない。詭弁だ。 確かに不幸な偶然はあったかもしれないけど、自身の行動が場当たり的で、責任から逃れ続けたがために、幸福から遠ざかることになったのだと思う。だから、このラストは救いである。 あのサクリファイスの作者だけに、どこまで墜ちて救われないことになるのかと思って読み進めたので、最後には安堵した。 犬も人も、みな、もっと幸せになれる。ちょっと回り道をしたけど、このまま正直に生きることができれば、きっと大丈夫。
読了日:7月1日 著者:近藤史恵


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posted by Masahiro.H at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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