2013年11月04日

2013年10月の読書メーター

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2340ページ
ナイス数:92ナイス


ハルチカ月間でした。


カマラとアマラの丘カマラとアマラの丘感想
(ハルチカの作者と思って手にとった)予想とは反して重く切ない話。死を目の当たりにした人の思いの様を描いた連作。 どうしようもない現実と逃げ場のない立ち位置にやきもきするしかなく、涙を流すしかなく、何か超現実的な存在に救いを求めるしか無い。そのような中にも確実に、微かではあるけれど、幸せは存在している。強く願うものには一瞬の奇跡が与えられる、そんな素敵な話が紡がれていた短篇集でした。 ハルチカとは大違いです。
読了日:10月30日 著者:初野晴

千年ジュリエット千年ジュリエット感想
今回は、話、進まなかったなぁ。って感じ。前作が吹奏楽部の成長譚という側面が強かったから余計にそう思えた。でも、嫌いじゃない。 決闘戯曲は知恵比べ的な面白さが際立つ、この作者・このシリーズには珍しい話だけどオチはかなりの秀逸さだと思う。笑った。 そして千年ジュリエット。こういう話は苦手で好きでもう何ともしがたいくらいに泣けてしまう。あまり書き込まれていないだけに想像で補完してしまわざるを得ず、またそれで泣けた。 人の思いの行き着く先は何なのだろうか?
読了日:10月23日 著者:初野晴

空想オルガン空想オルガン感想
三作目。一気読みしているので世界観や文体にも慣れて面白さが増してきた感じがします。まぁ相変わらずのキャラクター小説ではあるんですが、前2作と違って知識がすべてでは無くロジックを使った謎解きもあり、吹奏楽のコンクールという青春熱血要素もあり、こなれてきたというか、上手く嵌ってきたというか、そんな心地よさも感じられた一冊だった。悪くないね。
読了日:10月21日 著者:初野晴

ルカの方舟ルカの方舟感想
謎解きとしては変化球過ぎて評価も難しいけど、十分魅力的で楽しめました。大学時代に石磨いて試料作ったりしたという思い出補正もあるし、天才っていうのも好きだし。良作認定。 今の研究者あるいは大学というところへの問題提起も有り考えさせられはするんだけど、そこから派生させたような犯行動機は少し弱いかと思う。つか、犯人の書き込みが不足しすぎていて、最後の解決編が唐突過ぎる印象があるのが残念です。 次代に夢を繋ぐラストシーンは大好き。
読了日:10月12日 著者:伊与原新

珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)感想
二作目は珈琲の小ネタ少なめでした。だとしたら何が残る?って感じ。 一作目より読みやすくはなっていますが、それでもとっつきにくい。それを我慢して読むほどの内容ではないのが更に致命的。最後の解決法はあまりにもご都合主義すぎてポカーン!ですよ。
読了日:10月10日 著者:岡崎琢磨

初恋ソムリエ初恋ソムリエ感想
ミステリーとして読むことは放棄。謎解きはおまけの豆知識教室ということにする。 そうすると吹奏楽部の仲間集め(変人奇人集め?)を目的に三角関係を彩りとしたライトな青春小説として楽しむことができた。でもテーマは障害、老い、ドロップアウト、贖罪といざ考えてみると意外と重い。チカが演じる軽さの影で目立たないけど、一つ間違うと凄く暗い話になりかねない。その辺のバランスの取り方が上手いな。 あとこの表紙はカバー無しでは通勤電車で読む勇気がありません。(笑)
読了日:10月8日 著者:初野晴
退出ゲーム退出ゲーム感想
シリーズ続編を読もうと思ったので再読復習。 謎が論理的に解き明かされるのではなく、知識(例えば絵の具の性質とか)の有無に左右されているところが魅力の無さに繋がるのかと感じた。
読了日:10月4日 著者:初野晴

四十九日のレシピ四十九日のレシピ感想
故人、亡き継母を偲びつつ家族の思いが繋がっていく。思いが繋がっていくことって素敵だな。 読みやすく物語性も高い良作ですが、話の展開がかなりご都合主義なのとキャラクター性が強すぎるところがドラマのシナリオっぽい軽さになっているのは好き嫌いが別れるかもしれない。そして最後の二人の正体がアレだと想像される叙述は個人的には蛇足、無い方が読後感が良かったと思うな。
読了日:10月1日 著者:伊吹有喜


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posted by Masahiro.H at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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